【初心者向け】 世界一分かりやすい |
今、世界中で話題のNFT。
その世界最大のマーケットプレイスである「OpenSea」。
気になってはいるけど、ちょっと難しそう…そう思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はOpenSeaでNFTアートを出品するための方法をご紹介いたします。
はじめに |
OpenSeaでNFT作品の出品をおこなうためには、メタマスクの登録・仮想通貨口座の解説・OpenSeaへの登録が必要となります。
以上の手順をまとめた記事を以前にアップしているので、まだの方はこちらをご一読ください。
(仮想通貨講座の開設・OpenSeaの登録手順)
出品するNFT作品を用意する |
まずは、OpenSeaで売買するための作品を用意しましょう!
対応するフォーマットは以下になります。
– イラスト :JPG, PNG, GIF, SVG |
出品作品を用意したら、OpenSeaにアップロードしてみましょう。
OpenSeaのコレクションを作成する |
初回出品時は、OpenSeaの「コレクション」を作成しましょう。
これは、出品アイテムを管理する「箱」のようなもので、出品時には必ず出品するコレクションを設定する必要があります。
コレクションの新規作成 |
OpenSeaにアクセスしましょう。
右上のアカウントアイコンをクリックし、「My Collections」にアクセスします。
自分の作成したコレクションの一覧が表示されます。
最初は何も表示されていないと思うので、「Create a collection」をクリックして最初のコレクションを作成します。
コレクションイメージの設定 |
コレクションの情報として、ロゴ画像・アイキャッチ画像・バナー画像を設定しましょう。
■ロゴ画像:コレクションのアイコンとなる画像です |
コレクション情報の入力 |
コレクションの名称・外部リンク・詳細説明・カテゴリ・外部リンクを設定します。
■Name:コレクション自体の名称になります。扱っているアイテムが分かりやすいものを設定しましょう |
取引に関する設定 |
NFTの売買に紐づく情報を入力します。
ロイヤリティの利率・ブロックチェーンの種類・仮想通貨の種類を設定します。
■Royalties:OpenSeaでは、作品の二次販売時に作者に還元されるロイヤリティを設定することができます。設定値は0%から最大10%まで設定することが可能です。 |
コレクションの表示方法の設定 |
コレクションに登録されたアイテムの表示方法を設定します。
こちらは自分の好きなものを選択してもらって問題ありません。
最後に、出品アイテムがセンシティブなものに該当する場合は、「Explicit & sensitive content」にチェックを入れておきましょう。
コレクション登録情報の確定 |
設定が完了したら、「Create」をクリックしましょう。
ここまでで無事、コレクションが作成されました。
OpenSeaコレクションにアイテムを登録する |
OpenSea上でコレクションの登録まで完了したら、出品するNFTアイテムの登録をおこないます。
右上メニューの「Create」をクリックします。
出品コンテンツの設定 |
出品コンテンツの登録をしましょう。
上部に表示されているエリアに用意した出品作品のファイルをドラック&ドロップします。
アイテム情報の入力 |
アイテムの名称・外部リンク・詳細説明・コレクションを設定します。
■Name:アイテムの名称を設定します |
付加情報の登録 |
「Properties」に項目を追加することで、アイテムページに表示する追加の詳細情報を登録することが出来ます。
例えば、ユニークなキャラクターのNFTアイテムを登録する際などには、そのキャラクターのプロフィールなどを登録してみてもいいかもしれません。
イメージ的にはSNSのタグが近いものになります。
[例] Gender:Male, Age:21
「Levels」では、プログレスバーの形で表現できる数値特性を追加することができます。
こちらも表示形式が違うだけで、前述のPropertiesと同じようなものです。
[例] Speed:3 / 5
「Stats」もLevelsと同じく数値特性になりますが、こちらはプログレスバーでの表示ではなく、テキストとして表示されるのみになります。
[例] weight:320 / 1000
「Unlockable Content」には、購入者のみが利用できる追加コンテンツを登録することができます。
マークダウン形式での記述が可能で、ここに外部のダウンロードリンク・アクセスキー・パスワードなどを記載します。
取引に関する設定 |
出品アイテムがセンシティブなものに該当する場合は、「Explicit & sensitive content」にチェックを入れておきましょう。
「Supply」では、販売可能なNFTの上限数を設定することが可能です。
現在は1つ限定での販売のみですが、今後のアップデートで2つ以上の販売に対応する予定です。
最後に「Blockchain」から、アイテムの販売に利用するブロックチェーンの種類を選択しましょう。
現状では、Ethereum・Polygonから選択することが可能です。
NFTアイテムの凍結について |
「Freeze metadata」は、NFTに含まれる全てのコンテンツを永久にロック(凍結)し、分散ファイルストレージ(IPFS)に保存するための設定です。
これにより、対象のNFTデータを永久的に改ざん・紛失から保護することができます。
こちらの設定項目は一度アイテムを作成した後でないと設定できないため、初作成時はスルーしていただいて問題ないです。
アイテム登録情報の確定 |
全て設定し終わったら、「Create」をクリックしましょう。
ここまでで、OpenSeaへのNFTアイテムの登録まで完了です!
NFTアイテムの出品 |
アイテムの登録まで終わったら、いよいよOpenSeaでNFTアートを販売してみましょう!
OpenSeaでは、NFTの販売方式として、「固定価格」「オークション形式」を選ぶことが出来ます。
いずれの販売方法法の場合も、出品後は販売価格・期間の設定は後から変更できないため、慎重に設定しましょう。
NFTの販売方式について |
【A. 固定価格出品】
名前の通り、NFT作品を価格を固定した状態で販売する方法です。
こちらが一般的なNFT作品の出品方法になります。
価格、販売期間を設定することが出来ます。
基本は出品価格での落札を目標としますが、
購入者側は出品価格以下でも価格交渉(オファー)をかけることが可能であり、出品者はオファーを受けるかどうか選択することができます。
【B. オークション出品】
こちらはオークション形式での出品になります。
オークションの形式として、「イングリッシュオークション(価格釣り上げ式)」「ダッチオークション(価格下降式)」から選択することができます。
どちらもオークション期間の設定が必須です。
また、イングリッシュオークションの場合は開始価格・リザーブ価格の設定、ダッチオークションの場合は開始価格・終了価格の設定が必要です。
※リザーブ価格
購入者からは分からない最低落札価格のこと
OpenSeaでは、入札価格がリザーブ価格を下回る場合は、その入札を受ける義務がありません。
NFTアイテムの出品 |
では実際に、NFTアイテムを出品してみましょう。
登録したNFTアイテムページの上部、「売る」をクリックします。
出品方法の設定ページが開きます。
まず、「Type」で出品方法を選択します。
■Fixed Price:固定価格出品 |
A. 固定価格出品の場合の設定項目 |
出品価格・販売期間・その他付加情報の設定をおこないましょう。
■Price:出品価格を設定します。トークンの種類、金額をそれぞれ入力しましょう |
B. オークション出品の場合の設定項目 |
「Method」から、オークションの形式を選択します。
■Method:オークションの形式を選択します。 |
①イングリッシュオークション形式 |
価格釣り上げ型のオークション方式です。
通常、オークションと聞いて連想するのはこちらの方式です。
購入希望者からのオファーを募り、最終的に最も高い金額を提示した購入希望者にアイテムを売却します。
開始価格・オークション期間・リザーブ価格の設定をおこないます。
■Starting price:開始価格を設定します。購入者にも表示される最低出品価格になります |
②ダッチオークション形式 |
価格下降型のオークション方式です。
イングリッシュオークションとは逆の、価格が順番に下がっていく方式のオークションです。
販売者ははじめに設定したオークション価格を段階的に下げていき、最初にオファーをおこなった販売希望者にアイテムを売却します。
開始価格・オークション期間・終了価格の設定をおこないます。
■Starting price:開始価格を設定します。オークション開始時の最高額になります |
全ての設定項目を入力した後、「Complete listing」のボタンをクリックします。
ガス代の支払い(初回出品時のみ) |
OpenSeaでは初回のNFTアイテム販売時のみ、以下のブロックチェーンのガス代が発生します。
・ウォレットの初期化代 |
いずれのガス代も、2回目以降の出品では発生しません。
別ウィンドウでMetamaskが起動します。
Opneseaで初めて販売をおこなう際にはウォレットの初期化が必要となります。
その際にガス代が発生するため、金額などに問題がなければ「確認」ボタンをクリックします。
※このガス代は2回目以降の取り引きでは発生しません
オークションに初めて出品する際には、トークン取り引きの承認料金としてガス代が発生します。
こちらも、金額に問題がなければ、「確認」のボタンをクリックしましょう。
※このガス代は2回目以降の取り引きでは発生しません
上記の2つのガス代を支払った後、出品が処理されるのを待ちます。
これでOpenSeaのマーケットプレイスへの出品が完了しました!
オークション出品へのオファーの承認 |
出品が完了したら、購入者からのオファーを待ちましょう。
オファーが来たら内容を確認し、受領するかを決めましょう。
受領するオファーの選択 |
受領する場合は、オファー欄の「Accept」をクリックします。
OpenSea利用手数料・ロイヤリティが差し引かれた売上が表示されるので、金額を確認しましょう。
OpenSea規約を確認し、問題なければチェックボックスにチェックを入れ、「Accept」をクリックします。
※ロイヤリティは販売後は一旦OpenSea側に引かれ、2~4週間後にアカウントのウォレットに着金します
ガス代の支払い |
Metamaskが開きますので、オファー承認にかかるガス代を確認し、「確認」をクリックしましょう。
これで無事、オファーの承認も完了しました!
ロイヤリティ支払状況の確認 |
アカウントからの一時販売以降は、所有者による二次販売が発生する可能性があります。
OpenSeaでは、アイテムの二次販売時にアカウントに設定した額のロイヤリティが還元されます。
前述のとおり、ロイヤリティの着金には通常2~4週間かかりますので、ロイヤリティの支払状況をこまめに確認しましょう。
ロイヤリティ情報の確認方法 |
出品したアイテムが含まれるコレクションページを開き、右上の「Royalties」ボタンをクリックします。
保留中、および完了したロイヤリティの支払状況の一覧が表示されます。
ロイヤリティの支払いは毎月、一度におこなわれます。
その際、どの支払い周期においても60ドル以上の手数料が累積した場合のみ支払いがおこなわれることに注意が必要です。
まとめ |
今回はOpenSeaを利用したNFTの出品方法について解説しました。
NFTの国内需要は今年から急速に高まりつつありますが、購入者側にとってはいまだに扱いづらいものであることも確かです。
だたし、より分かりやすくするための情報が多く入ってきています。
新しい情報は随時開示していくので、情報ご紹介時はぜひ見に来ていただき、参考にして頂ければ幸いです。
すぐに動くための最低限の準備はしておきましょう!
【活動開始する為しておくべき環境づくり】 ●コインチェック
★メタマスクやOpenSea、口座開設に関する情報をまとめた記事 (仮想通貨講座の開設・OpenSeaの登録手順) |