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不動産を少しでもいい条件で売却する秘訣№1

不動産売却の流れ

まず、不動産売却の流れについてご説明します。大きく分けて5つのステップがあります。

【ステップ1】不動産の査定を依頼

売却を考えている不動産が、いくらで売却できるのかを不動産会社に査定してもらいます。

不動産会社は、売主の売却希望額を考慮しますが、現実的に売却可能な金額で査定します。
なので、売主の売却希望額と査定価格には差が生じるのが一般的です。
また、不動産会社によっても、査定価格は異なります。

ですから、不動産会社に査定を依頼するときは、次の点が大切です。

複数の不動産会社に査定を依頼

複数の不動産会社に査定を依頼を依頼しましょう。
そうすることで、売却したい物件の相場を把握することができます。
また、業者の対応の良し悪しも判断できます。

もっとも高い査定額を提示した不動産会社が良いとは限りません。
査定金額が高いことは、売主にとっては嬉しいことですが、相場とかけ離れた金額では売れないからです

査定報告を受けるときの注意点

☆仲介手数料もしっかり確認☆

仲介手数料についてもしっかり確認しましょう。
仲介手数料は、「売買価格の3%プラス6万円」に消費税がかかります。決して安い金額ではありません。

最近は、売主が個人の場合、仲介手数料を無料または半額などにする不動産会社も出てきました。
そういった不動産会社を選ぶのも一つの方法です。

☆担当者の人柄もチェック☆

担当者の人柄なども意外と重要なポイントです。売却が完了するまでの間、お付き合いするのですから。

複数の不動産会社へまとめて査定が依頼

信頼できる複数の不動産会社を探して、それぞれに査定を依頼するのは大変です。そんなときは、「無料一括査定」が便利です。その地域に対応できる厳選された優良業者に、一度にまとめて査定を依頼できます。




【ステップ2】不動産会社と媒介契約を締結

不動産会社を選んだら、実際に売却を依頼するため、不動産会社との間で媒介契約を締結します。
媒介というのは、いわゆる仲介のことです。

契約の形態によって、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約があります。

一般媒介

複数の不動産会社へ依頼することができる。
自分で見つけた相手と直接契約することも可能。
不動産流通機構への物件情報の登録義務なし。
売主へ業務報告の義務もない。

専任媒介

複数の不動産会社に依頼することを禁止。
ただし、自分で見つけた相手と直接契約することは可能。
不動産流通機構に7営業日以内に物件情報を登録。
売主に対し2週間に1回以上の業務報告。

専属専任媒介

複数の不動産会社に依頼することを禁止。
自分で見つけた相手と直接契約することも禁止。
不動産流通機構に5営業日以内に物件情報を登録。
売主に対し1週間に1回以上の業務報告。

【ステップ3】瑕疵の申し出

売却するマンションやアパート、住宅、土地などの不動産について、あらかじめ開示すべき情報を申し出ます。
特に、瑕疵(キズ、損傷、不具合、抵当権の設定など)がある場合は、トラブルの原因となりますので、必ず重要事項説明書に記載しなくてはなりません。
ここに記載のない場合、損害賠償や契約解除などになってしまうこともあるので注意が必要です。

【ステップ4】売買契約を締結

買主が見つかったら、不動産売買契約を締結します。契約書など必要書類に記名・捺印します。
売却価格が決定すると不動産会社に支払う仲介手数料や不動産の譲渡にかかる税金の額も確定します。

売却するマンション・戸建・土地などの不動産の用途や所有期間などによって所得税・住民税などの税金の控除(特別控除)や特例(軽減税率など)が認められ、税金が軽減されることもあるので、税金や手数料についてはよく理解して、しっかりチェックしましょう。

【ステップ5】引渡し・所有権移転登記

代金を受け取り、引き渡し・所有権移転登記が済んだら、不動産の売却手続きは完了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。